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パニック障害の原因は脳機能障害?

パニック障害は心の病気。「仕事や人間関係などのストレスが積もり積もって発症するもの」 と思っている人も多いのではないでしょうか。一方で、パニック障害は心の病気ではなく脳機能障害が原因だという考え方もあるのです。

そこで、脳機能障害がパニック障害の原因であるという考え方について紹介します。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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脳内物質のバランスが乱れている

脳内物質のなかでも 「神経伝達物質」 と呼ばれているセロトニンやノルアドレナリンなどのバランスが乱れているからパニック障害が起こる、というのが脳機能障害が原因であるという考え方です。

セロトニンは恐怖や不安の発信元である扁桃体の信号をおさえる物質。危険信号をおさえるはたらきですね。このセロトニンが不足すると、すこしのことでも危険信号がなってしまいます。言いかえると、ささいなことなのに恐怖や強い不安を感じてしまって、パニックになるということ。

そのときに、

  • 「なんとか恐怖や不安に打ち勝とう!」
  • 「恐怖や不安からは逃げてしまおう」
  • 「恐怖や不安に足がすくんで固まってしまう」

など、無意識レベルで反射的に反応をしてしまうことによって、

  • 動悸がおさまらない
  • 脈が速まって、心臓が苦しくなる
  • 汗が異常なくらい噴き出す

といった症状が出てしまう、という考え方ですね。

ちなみに、セロトニンが少なくなってしまう理由については、現段階では明らかになっていません。なぜセロトニンが少なくなってしまうのかが解明されれば、今後のパニック障害の治療にも大いに役立つことでしょう。

脳内物質の検査で異常が見つかる

パニック発作は、動悸、息切れ、しびれ、ふるえ、めまいなど、体の症状があらわれるために、内科的な病気であったり、循環器的な病気であると誤診されることが多々あります。

しかし、内科的な検査を受けてもなにも異常が見つからないのがパニック障害。呼吸器や心臓などには全く疾患がないことが特徴です。しかし脳内物質を調べてみると、セロトニンが普通の人よりも不足していたりといった明らかな異常が見つかることがあり、その点から考えると、パニック障害は心の病気ではなく、脳の病気ではないか、という考え方もあるということです。

脳の血流が悪くなって、自律神経の司令塔がダメージを受けている

自律神経をコントロールしているのは、脳のなかの 「視床下部」 という部分。この血流が悪くなることでダメージを受けて、自律神経をコントロールできなくなり、それが原因となってパニック障害を発症する、という見解もあります。

脳の視床下部の血流が悪くなることに関しては、骨や肺が弱いなどの先天性な体質を持っている人が起こしやすいとも言われています。なので、そのような体質を持っている人は、パニック障害について注意が必要と言えるでしょう。

以上が、脳機能障害が原因で発症すると考える理由です。

パニック障害はストレスなどが最も大きな原因と言われています。確かにストレスによる影響もあるかもしれませんし、それが発症のきっかけになっているかもしれませんが、根本的な原因は脳機能障害である、という考え方なのですね。

パニック障害は今のところ原因がはっきりしない病気です。脳機能障害だけが原因である、ストレスだけが原因である、疲労の蓄積だけが原因である、というよりも、「〇〇さんの場合はストレスと脳の機能がおもな原因でしょうね?」というように、いくつかの原因が重なっていると考えるのがいいのではないでしょうか。

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