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パニック障害の合併症

パニック障害が慢性化して進行してしまうと、ほかの病気(合併症)をまねく可能性があります。どのような合併症を併発するのかについては、人によってさまざまなようです。

そこで、おもな合併症についていくつかご紹介します。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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【目次】

1.強迫性障害

パニック障害も不安障害の中の一つなのですが、ほかの不安障害の症状が出てくることがあります。強迫性障害、全般性不安障害、特定恐怖症といったものですね。

精神疾患とパニック障害

強迫性障害とは、ある考えにこだわってしまって、はたから見れば意味のない行動をくり返してしまうもの。

自分の手にばい菌がついていないかどうか気になって、さっき手を洗ったばかりなのにまた手を洗う、という行動をくりかえすもの。

「洗ったばかりだから手は汚れていない」ということは頭ではわかっているけど、手を洗わないと不安な気持ちがどんどん膨らんでくるので手を洗わずにはいられなくなります。

同じように、玄関のカギをちゃんと閉めたかどうかが気になって、家に戻って確認する。カギが閉まっているのを確認してまた出かけたけど、やはりまた気になってカギを確認するために家に戻る。というのをくりかえしたり。

一つの場所に物を置きすぎると床が抜けてしまうのではないか、と不安になって、一日に何度も家具の置き場を変えたりする人もいます。

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2.全般性不安障害

全般性不安障害とは、仕事や家族や人間関係や将来のことなど、あらゆることに対しての不安感が強くなって、つねに不安で思い悩む状態のこと。

会社をクビになったらどうしよう。再就職できなかったらどうしよう。すこし体調が良くないだけなのに、重い病気だったらどうしよう。お金がなくなって老後の生活がままならなかったらどうしよう。子供が就職に失敗したらどうしよう。あらゆることが不安のタネとなってしまいます。

なぜ不安になるのかもわからないまま漠然と不安感だけが強くなって、不眠、頭痛、めまいなどの体の症状があらわれることもある病気です。

3.特定恐怖症

特定恐怖症とは、高所恐怖症や閉所恐怖症などといった、特定のものごとに対して異常なまでの恐怖心をいだく状態のことをいいます。

怖くて飛行機に乗れない「飛行機恐怖症」。昆虫のアリが怖い「アリ恐怖症」。鉛筆やボールペンやカッターナイフや注射針などの先のとがったものが怖い「先端恐怖症」。カミナリが異常なまでに怖い「カミナリ恐怖症」。特定の動物が怖い「動物恐怖症」。特定の植物を見たり触ったりできない「植物恐怖症」など、さまざまなものがあります。

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4.アルコール依存症

「アルコール依存症」も、パニック障害のおもな合併症の1つ。

パニック障害はつねに不安との戦い。その不安をまぎらわすためにアルコールに依存してしまうことがあります。

しかしアルコールが体内からなくなると、また不安におちいってしまってお酒を飲んでしまうようになります。

不安になる → お酒を飲む → 不安がまぎれる → アルコールが抜ける → また不安になる → お酒を飲む → 不安がまぎれる・・・

このくりかえし。悪循環です。

「あまり不安が高まってしまうと、ついお酒を飲んでしまうことがある」というのと、「お酒を飲まずにはいられなくなる“アルコール依存症”」というのでは大きく違います。

アルコール依存症にまでなってしまうと、自分自身の気持ちひとつで改善するのはなかなか難しいもの。かかりつけのお医者さんに相談して、適切な医療機関でのサポートを受けるのがよいでしょう。

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5.うつ病

「うつ病」もパニック障害の合併症としてあげられます。

パニック障害になると、「また発作が起きるのではないか」といった不安な気持ちから、外出するのがおっくうになってきます。

外出するのが嫌になってしまうと、遊びだけでなく仕事も十分にできなくなって「自分には価値がないのではないか」というマイナス思考になってしまいがち。それがうつ病を引き起こしてしまうことがあります。

以上、合併症の代表的なものをご紹介しました。

ほかにもストレスや不安から、過敏性腸症候群やPTSD(心的外傷後ストレス障害)といった合併症を引き起こす可能性もあります。

パニック障害はじっくりと時間をかけて治療を続けることが必要になります。このような合併症を引き起こす可能性も考えて、慢性化しないように早めに治療を始めるように心がけましょう。

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