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パニック障害の診察は何科?受診で気をつける2つのこととは?

パニック障害かもしれない?と感じたときに、何科を受診すればいいのか迷ってしまうことはあるでしょう。専門医での診断が必要なパニック障害。まずは何科を受診するのが良いのか、お伝えします。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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【目次】

まずは内科を受診しよう

内科で診察

パニック発作があらわれると、動悸がする、息苦しい、めまい、吐き気がする、手足がしびれるなど、体のあちこちにいろいろな症状が出ます

でも、初めてそのような症状が出たときに 「あ、パニック発作だわ」 とわからないのが当然。プロである医師ですら、さまざまな検査の結果をふまえて初めて診断できるものなのです。

この症状だけでは、メニエールかも、てんかんかも、万が一、心臓の病気なのかもしれません。

この状態ではいったい何科を受診すればいいのか迷うのが普通。吐き気がするからと内科を受診したり、動悸や心臓が痛いからと循環器科を受診することもあるでしょう。

しかしいろいろな検査を受けても、パニック障害の場合は異常や原因が見つからないことがほとんど。なぜならその痛みや苦しさなどの症状の原因は、体ではなく心にあることが多いからです。

そこで、パニック障害かもしれないと感じたときに何科を受診すればよいかというと、心療内科や神経内科、精神科といった心を扱うところです。ただ、内科などを受診するのはムダだ、というわけではありません。

パニック障害ではなく体に原因があるかもしれませんし、パニック障害であったとしても、体にも異常がある場合もあります。

自分で 「これはパニック障害だ」 と決めつけてしまわずに、まずは内科などで体に異常がないかどうか、診察を受けてみましょう

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体に異常がなければ心療内科などへ

心療内科で診察

内科などで、体には異常がないと診断されたり、原因が見つからなかった場合は、心療内科、神経内科、精神科を受診してみましょう。

精神科に行くのは正直気が重く、抵抗があるかもしれません。そんな方は心療内科がいいと思います。

心療内科とは「ストレスなど心の問題が原因となって、体に症状があらわれているもの」の治療をおこなう専門医。精神科よりも行きやすい雰囲気になっているでしょう。

また、一番最初に総合病院へ行くのもいいかもしれません。いろいろな科を併設していますし、受付で症状を伝えると何科を受診すればいいのかアドバイスをしてくれます。

そして診察の過程で体が原因ではなく心に原因があるのでは、という疑いが出てきたら、同じ病院内の心療内科などを受診できます。

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医師を信頼しよう

診療の際には自分の症状を包み隠さず伝えましょう。恥ずかしいからといって症状を隠してしまうと誤診にもつながりますし、適切な治療を受けられないかもしれません。

また普段の生活環境(仕事、人間関係、食生活など)についても同じです。

人は弱い自分を見せたくないもの。本当は強いストレスを感じていることでも「こんなことは大したことない」と見せたいものです。またその気持ちで過ごしてきたことが、パニック障害の原因のひとつかもしれません。

パニック障害は「心が原因で体に症状があらわれるもの」。原因となっている心の部分を包み隠さずに伝えないと、正しい診断も正しい治療も受けられません。症状はもちろん、どんなことにストレスを感じているのかなど、正直に伝えましょう。

治療や薬についての希望や質問も遠慮なく

薬を使いたくない、カウンセリングを受けたい、といった診療上の希望がある場合も医師にきちんと言いましょう。治療内容や薬の処方に質問や疑問があるときは、気軽に尋ねてみましょう。

いい医師であれば、その疑問にちゃんとした答えをくれるはずです。遠慮する必要は一切ありません。希望や疑問を言うのを我慢してストレスになってしまっては本末転倒です。

また、完治したかどうかを自分で決めて投薬や通院をやめることは避けましょう。再発してしまう可能性がありますので、投薬や通院をやめたい場合などを含めて、すべて医師とよく相談した上で医師の指示に従うのがよいでしょう。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「パニック障害」、国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「不安症」、NHK健康チャンネル「突然、動悸や息苦しさが発作的に始まるパニック症。自分でできる対処法とは

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