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パニック障害の原因(3)遺伝

パニック障害の原因は明確になっていないながらも、ストレス、疲労物質である乳酸の蓄積、カフェインといった原因が考えられています。そして 「遺伝」 もパニック障害の原因のひとつだと考えられています。

そこで、本当に遺伝するの?親や兄弟の影響はあるの?などについてお伝えします。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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行動抑制が遺伝する?

パニック障害になりやすい要素として 「内向的な性格」 があげられます。引っ込み思案、内気、臆病、人見知りといった性格ですね。これらの性格の傾向を心理学の用語で「行動抑制」といいます。

親がパニック障害の場合、その子どもにも往々にして「行動抑制」が見られるといわれています。逆に、親がそうでない場合は、その子どもに「行動抑制」が見られる割合はずいぶんと低くなります。

逆に、行動抑制が見られる子どもについて見てみると、その親はパニック障害や対人恐怖症などであるケースが多いといわれています。

親や兄弟の影響はあるの?

原因(3)遺伝

親や兄弟がパニック障害の人が発症する確率は、そうでない人が発症する確率の約5倍とも6倍とも8倍とも言われています。

次に双子のケースでみてみても、双子の片方がパニック障害を引き起こした場合、もう片方が発症する確率も比較的高くなります。「片方がなったから私もなるの?」というほどではありませんが、比較的高い確率ではあるようです。

やはりこの病気は遺伝するものなのでしょうか?

遺伝子は見つかっていないが、ストレスに弱い体質を引き継ぐ?

こうして統計的に見ると、「遺伝する可能性が高い」 と考えられるのではないでしょうか。

しかし、パニック障害を引き起こす遺伝子などは見つかっていません。遺伝子が見つかっていないということは、「遺伝する病気であるとは断定されていない」ということです。

パニック障害は不安神経症のひとつ。ストレスや不安を感じることが大きく影響している病気と考えられています。その「ストレスに弱い体質」、「ストレスを感じやすい性格」、「不安を感じやすい性格」といった、体質や性格を親から受け継ぐ可能性はあります。

そういった体質や性格の人はかならず発症するというわけではありませんが、発症する確率がすこし高くなると言えるでしょう。

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「体質や性格」プラス「生活環境」

遺伝子が見つかっていない以上、「かならず遺伝する」とは言えません。しかし、「発症している人を家族や兄弟に持つ場合は、自分も発症する確率が比較的高くなる」 という傾向があることから考えると、

「ストレスや不安を感じやすい体質・性格」 に 「生活環境でのストレス」 が加わって発症する。

ということが言えるのではないでしょうか。

遺伝的に親から受け継いだ性格や体質を持っているところへ、仕事や育児や人間関係といった普段の生活でのストレスや不安が重なったことが原因である、と考えられています。

不安やストレスに強くなろう

遺伝的なものはどうこうできるものではありません。それよりも不安やストレスに強くなることが大切。なるべく楽天的に考えるように心がけましょう。

「それができたら苦労しないわ!」 と思われるかもしれません。でも少しずつ少しずつ楽天的に考えるクセをつけていってください。

飲んで発散

ストレスをためないこともポイント。

仲の良い同僚やお友達と飲んだり食べたりしながら愚痴をこぼすのもいいですし、大好きなスポーツや趣味をおもいきり楽しむのもいいですね。ためこむ前にどんどん発散して、心の負担を軽くしてあげてください。

また、「遺伝によって自分のお子さんが発症しないかしら?」 と心配されている方もいるでしょう。その心配をすること自体「不安を感じやすい性格」である証拠。とはいえ大切なお子さんのことが心配になるのは当然ですね。

でも心配するよりは、お子さんがストレスや不安に打ち勝つ強い心を持つように育てていきましょう。

はっきりとした研究結果はありませんが、親から虐待を受けたり親に支配されて育てられたりといった体験がパニック障害の発症の引き金になるのではないか、という仮説もあります。

まだ明らかにはなっていませんが、遺伝子が原因というよりは、生まれてからの生活環境の影響の方が大きいのかもしれません。

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