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パニック障害の原因(1)神経伝達物質の異常

パニック障害の原因はまだ解明されていませんが、いくつかの仮説があります。そのひとつが「神経伝達物質の影響」。これはパニック障害の原因として主流な考え方です。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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神経伝達物質とは?

神経伝達物質とは、人間の「脳の中」に存在している物質。神経と神経のあいだを行き来して、それぞれの神経細胞に情報を伝達する物質です。

この物質が正しくはたらいているからこそ、感情、知覚、運動などのはたらきが生まれます。

わかりやすく言いかえると・・・

  • 感情:うれしい、楽しい、悲しい、などと感じることができる
  • 知覚:目で見て、耳で聞いて、肌で触れて、口で味わって、それが何なのかを知ることができる
  • 運動:「手足を動かす」といった運動はもちろんのこと、「熱いものを触ったらすぐに手をひっこめる」といった目に見える反射的な動きができる。また 「ウィルスが体内に入ったのを察知して退治するために免疫システムが動く」 といった、目に見えない反応まですることができる

しかし、何らかの原因でこの神経伝達物質が正しくはたらかなくなってしまうことがあります。そのような状態になるとパニック発作が起こったり、予期不安を感じたりするのではないかと考えられています。

重要な2つの神経伝達物質

人間の精神を安定した状態に保つには、「セロトニン」「ノルアドレナリン」という2つの神経伝達物質のバランスが、よい状態に保たれている必要があります。

この2つの物質のバランスが崩れてしまうとパニック障害という状態になるのではないか、と考えられています。

原因(1)神経伝達物質
  • セロトニン・・・不安をおさえて心を安定させるはたらきを持つ神経伝達物質
  • ノルアドレナリン・・・体や心に危険がせまった時に、不安な気持ちや恐怖感を起こして血圧や心拍をあげるはたらきを持つ神経伝達物質

セロトニンはノルアドレナリンによって引き出される神経伝達物質。この2つはとても密接な関係があります。

心を落ち着かせるセロトニンと、不安や恐怖感を起こすノルアドレナリン。正反対のはたらきともいえますね。

では、それぞれがどのように脳に影響しているのかについて、お伝えします。

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セロトニンの影響

セロトニンとは、不安な気持ちをおさえて、精神状態を安定させるはたらきをする神経伝達物質。

このセロトニンが不足していることが原因で、不安な気持ちになったり、その不安からパニック発作が起こったりするのではないか、と考えられています。しかし逆に、セロトニンが多すぎることが原因でパニック障害になる、という説もあります。

セロトニンは薬によって増やすことができますが、増えすぎてしまうと眠れなくなるなどの副作用が出てしまいます。

ノルアドレナリンの影響

体や心に危険がせまった時に、不安な気持ちや恐怖感を起こすはたらきをするのが「ノルアドレナリン」。いわゆる「アラーム」のようなものですね。

横から急に車が飛び出してきた時に、「危ないっ!」 っと察知してとっさによける。

この時にノルアドレナリンがなければ、危ないっ!と感じることも、とっさによけることもできません。危険を感じて、回避できるのは、ノルアドレナリンのおかげですね。

このノルアドレナリンが誤作動を起こしてしまうと、何も危険が迫っていないのに「危ないっ!」とアラームがなってしまいます。

その結果、動悸、息切れ、手足の震えなどの症状が引き起こされるのです。

ノルアドレナリンもまた、不足していることが原因だという説と、多すぎることが原因だという説とがあります。

以上、パニック障害の原因と考えられている 「神経伝達物質の異常」 についてご紹介してきました。

ただ、まだ今ははっきりとした原因というものが明確になっていません。カフェイン、ストレス、過労、といったものもおもな原因と考えられています。

医師とじっくりと相談して治療を進めながら、食べ物、運動、ストレスケアといった毎日の生活も見つめなおして、少しでも早く改善されるよう願っています。

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