パニック障害によい栄養素とは?効果的な摂り方もご紹介します

パニック障害の人は、食事から取り入れている栄養に偏りがあったり、栄養不足である傾向があります。日々の生活でストレスが強いと、食事を楽しむ気分にもなかなかなれないでしょうし、おのずと食べる量も減ってきます。

鉄分、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質といった栄養が不足すると、神経系の症状を引き起こすこともあります。

気持ちにゆとりがあれば料理をする気にもなりますが、ストレスが多いとそんな気分にもなれなくて、お弁当やお惣菜を買って食べることも。これでは栄養の偏りだけでなく、食品添加物などの悪影響も出てきます。

そこで、パニック障害の改善に効果的な栄養についてお伝えします。

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【目次】

栄養をとる前に、悪いものをとってない?

お菓子やジュース

お菓子、ジュース、コーヒー、紅茶などが好きな人は、糖分やカフェインを多く摂取しているために、ミネラルやビタミンを消費している可能性がとても高いです。

ですから、普通の人よりも意識してミネラルやビタミン類を摂取する必要があります。

タバコやお酒が好きな人も、ビタミン・ミネラルを多く消費してしまいます。ご注意ください。

お菓子やジュースに含まれる糖分については、ビタミン・ミネラルを消費してしまう以外にも、血糖値を急激に上昇させてしまうはたらきがあります。

この結果、膵臓(すいぞう)が疲弊して、インスリンのコントロールがうまくできなくなってしまうことも。最終的には糖尿病などのリスクが高まることにつながります。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「血糖値」

ミネラル・ビタミン不足や糖分・カフェインのとり過ぎは、自律神経が乱れる原因のひとつ。パニック障害以外の病気を引き起こしてしまう可能性も出てきます。お菓子やジュースは食べすぎたり飲みすぎないように心がけましょう。

とはいえ、あまりにも無理して我慢するのもストレスがたまってしまう原因に。無理のない範囲でひかえるようにしましょう。

では、食べ物から栄養を摂るための大切なポイントについてお伝えします。

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食べ物から栄養をとるには?

たんぱく質をとることが大前提

食べ物に含まれる栄養素を体に吸収するためには、たんぱく質が欠かせません。たんぱく質がないと、食べ物の栄養が体に吸収されずに流れ出てしまいます。

  • 植物性たんぱく質 : 豆腐、豆乳、納豆、大豆など
  • 動物性たんぱく質 : たまご、肉、魚など

をとるように心がけましょう。

また、たんぱく質は、神経伝達物質であり 「幸せホルモン」 として知られる 「セロトニン」 を作るためにも必要な栄養素。安眠を得るためのに大切な「トリプトファン」という物質を作るのも、たんぱく質がかかわっています。

栄養不足の解消だけでなく、気分をリラックスさせたり安眠を得るためにも、たんぱく質は意識してとるようにしたい栄養素です。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「セロトニン」

ビタミンには壊れやすいものも

ビタミン・ミネラルもしっかりと摂りたい栄養素。しかしビタミンB群やビタミンCはとても壊れやすい栄養素です。

たとえばビタミンC。果物や野菜にたっぷり含まれる栄養ですが、熱に弱く、水にも流れ出てしまいます。キャベツを買ってきても・・・

  • 冷蔵庫で保管する間にビタミンCが減っていく
  • 包丁で切ると切り口から流れ出る
  • 水で洗うと流れ出る
  • 鍋でゆでるとゆで汁に流れ出る
  • 加熱することで壊れていく

料理の過程でビタミンCはどんどん減ってしまいます。体内に入ってからも、ストレスを受ければビタミンCが壊れる。一定時間たてば体から出ていってしまう。

壊れやすくて 「摂りだめ」もできない栄養素なので、なるべく生のまま食べる、こまめに食べる、という工夫が必要ですね。

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食べ物から栄養を摂るのが難しいなら

わかっていても、ビタミン・ミネラルをたっぷりと含む食事を毎回続けることは難しいかもしれません。

そんな時は、サプリメントを活用するのも効果的。サプリメントですべてを補うという考え方は極端過ぎますが、食べ物に気を配りつつも、足りない栄養素を補うためにサプリメントを飲む、というのならいいですね。

安価なサプリは効果が低く、悪影響も

ただし、安価なサプリメントは化学的に合成された成分によるものも多く、その効果にはいささか疑問もあります。

粒状にするために化学物質を使用したり、化学物質で作られたカプセルを使用していたり。これらの悪影響も心配です。多少高くても、天然由来の原料からつくられたサプリメントを選ぶようにしましょう。

あくまでも基本は毎日の食事。旬のものを選んだりバランスよく食べることで、しっかりと栄養をとるように心がけてくださいね。

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