適応障害

似ている病気

適応障害

HOME > 似ている病気 > 適応障害

目次へ >>

パニック障害と適応障害との違い

パニック障害と間違われやすい病気の一つに「適応障害」があります。そこで、パニック障害と適応障害の違いについてお伝えします。

発作が起きる? 起きない?

ストレスを感じたり恐怖や不安の限度をこえた時に起こるパニック発作。この発作が起きるか起きないかが大きな違いです。

ちなみに、パニック発作とは、はげしい動悸、息切れ、めまい、ほてり、手足のしびれなどの体の症状と一緒に、「一体どうなっちゃうの?」、「このまま死んでしまうの?」といった強い不安を感じるもの。

パニック障害の方は、「また発作が起こったらどうしよう」、「外出中に発作が起きて恥ずかしい思いをしたらどうしよう」という不安(予期不安)が生じていることも多くあります。

適応障害の場合は、そういった発作は起きることがありません。ただ、「動悸」や「めまい」といった体の症状が似ているので、混同してしまう傾向があるのでしょう。

ストレスがなくなったら症状がおさまる? おさまらない?

適応障害の場合は、ストレスの原因となっているものがなくなると、症状が改善することが多くあります。

たとえば、職場で陰湿なイジメにあっていて、それが一番のストレスだったとします。部署が変わったり、転勤したり、会社をやめるなどして、その環境がガラッと変わってイジメがなくなると、今までの症状が嘘のようにあらわれなくなったりします。

適応障害

責任の重いポジションに重圧感を感じて極度のプレッシャーで適応障害を発症してしまったのなら、そのポジションから離れれば自然と症状が緩和されていくのです。

しかし、パニック障害は違います。

ストレスの原因だったものがなくなっても、一度発症してしまったらすぐに改善するということは少なく、症状が継続してしまう傾向にあるのです。

スポンサーリンク

ストレスの原因がはっきりしている? していない?

パニック障害の場合、いつも漠然とした不安や恐怖を感じて、その不安感から発作などの症状が起こります。

もちろん、「電車に乗ると発作が起こる」、「会議の前になるとひどい動悸や息苦しくなる」といった傾向も少しはありますが、特定の場所や状況にまったく関係なく発作が起こることがあります。

というよりも、場所や状況とはまったく関係なく発作が起こるのがパニック障害の特徴。

「私は電車に乗ると発作が起こるのよ」というのは・・・

  • 電車の乗っている時に発作が起こった
  • この経験から 「わたしは電車に乗ると発作が起こるんだわ」と思い込んでしまった
  • その結果、電車に乗る時はいつもに増して不安な気持ちになる
  • その強い不安感が引き金となって発作が起こる
  • 「やっぱり電車に乗ると発作が起こるのよ」とさらに思い込む

という流れです。認知行動療法で「電車と発作は関係がなかったわ」と気づけば、もう電車で発作が起こることはなくなります。

それに対して 適応障害は、症状が出る場所や状況がはっきりしている場合が多いです。

「学校がイヤ」、「会社に行こうと思うと頭痛や吐き気、腹痛がおそってくる」などの特定の場所(環境)になると症状が出る。

「仕事は好きだけど、あの上司と一緒だと強い不安や無価値感や絶望感を感じてしまう」、「あのママ友と会うだけでひどい動悸がして頭が痛くなってくる」といったような特定の状況になると症状が出る。

症状が出る時の理由がはっきりしているのが適応障害の特徴です。

以上、パニック障害と適応障害の違いについて紹介してきました。

パニック障害と適応障害を併発している場合もあります。安易に 「私は適応障害よ」 と自己判断することは避けましょう。「わたしは適応障害なの?」と不安を感じたら、専門の医師を受診しましょう。適切な診断と治療を受けることが改善への近道です。

あまりにもストレスの多い現代社会。パニック障害も適応障害も珍しい病気ではありませんし、それだけ自分が厳しい大変な環境でがんばっていたということでもあります。「私は弱い人間なんだわ」と考え違いしないで、まずは病院を受診してみるところから始めましょう。

スポンサーリンク

パニック障害を改善する生活

▼関連記事