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パニック障害の検査内容は?何科を受診?病院の選び方は?

パニック障害の検査はどのようにおこなわれるのでしょう?そこで、まず何科を受診すればいいの? 病院やお医者さんの選び方は? どんな検査をするの? などについて、わかりやすくお伝えします。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします。

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【目次】

1.何科を受診すればいいの?

パニック障害かも、と感じた場合には、まず何科を受診するのがよいのでしょうか?

まずは内科や循環器科で体をチェック

内科で検査

パニック発作があらわれると、動悸、息苦しい、めまい、吐き気など、体に症状が出ます。動悸や息苦しさから循環器科を受診したり、吐き気から内科を受診することもあるでしょう。

しかし内科や循環器科での検査では、異常が見つからないことがほとんど。なぜなら原因が心にあるケースが多いからです。

とはいえ、体の異常が原因で症状が出ているケースもあります。「これはパニック障害だわ」 と自分で決めつけてしまわずに、まずは内科で、体に異常がないか検査してもらいましょう

内科などでの検査で体に異常がないと診断されたら、心療内科などを受診してみましょう。

異常がなければ心療内科へ

心療内科で検査

体に異常がないと診断された場合は、心療内科や神経内科や精神科を受診しましょう。

心療内科とは「ストレスなど心の問題が原因となって、体に症状があらわれているもの」の治療をおこなう専門医。精神科よりも行きやすいでしょう。

なお、最初から総合病院へ行くのもいいですね。受付で症状を伝えれば、何科での検査がいいのかアドバイスをしてくれます。体ではなく心に原因があるのでは、ということになれば同じ病院内の心療内科などを受診できます。

医師を信頼して、隠さずに話しましょう

心療内科での検査はおもに問診。自分の症状を包み隠さず伝えましょう。また、仕事、家庭環境、人間関係、食生活、何にストレスを感じているか、といった生活環境についても、医師を信頼して正直に伝えましょう。

薬を使いたくない、カウンセリングを受けたいといった診療上の希望や、治療内容や薬の処方に対する疑問なども、医師に伝えることが大切。それを我慢してストレスになってしまっては本末転倒です。医師を信頼して、二人三脚で治療を進めましょう。

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2.病院(医師)の選び方は?

パニック障害は心の部分が大きく影響しています。治療においても、医師のことを心から信頼できるか、安心して何もかも話せるか、といったことが早く改善するための大きなポイントです。

そこで、医師の選び方として、4つの大切な点についてご紹介します。

診断の基準が明確かどうか

1つ目は、はっきりとした基準をもとに診断してくれる医師。検査をしてもパニック障害自体に詳しくなくて誤診する可能性もあります。「あなたはどういう状態だからパニック障害なのか」、「どういう状態だからパニック障害ではないのか」をはっきり説明できる医師を選びましょう。

患者の不安や疑問をしっかりと受け止めてくれるかどうか

2つ目は、どうやったら治るのか?いつ治るのか?症状はおさまるのか?という患者の不安をしっかり受け止めて、疑問について答えてくれる医師。医師への信頼が強い中での治療は効果が高まるでしょう。

心も体もみてくれるかどうか

3つ目は、体と心の両面をみてくれる医師。ケガとは違って他人がパッと見ても病気だとわからないのがパニック障害。会社の同僚や家族から「病気でもないくせに……」とつらい思いをすることもあるでしょう。そんなストレスも理解してケアしてくれる医師を選びましょう。

治療方針をくわしく説明してくれるかどうか

4つ目は、治療方針をくわしく説明してくれる医師。パニック障害は薬の治療がメインではありますが、認知行動療法や自律訓練法などの精神療法もおこなわれます。どんな治療をおこなうか、どこまで治ったらどの治療に切りかえるかなど、くわしく説明してくれる医師を選びましょう。

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3.検査の内容は?

パニック発作が起きたからといって、パニック障害とは限りません。ほかの病気である可能性もありますので、

  • その症状が「パニック発作なのかどうか」
  • あなたの病気が「パニック障害なのかどうか」

について検査をします。

(1)パニック発作かどうかの検査

パニック発作は、なにか強い不安や恐怖が原因となって、めまい、動悸、呼吸困難、といった症状におそわれるもの。パニック発作と診断されるためには 「原因が体の病気ではないこと」 が前提なので、内科で体に異常がないか検査することが必要なのです。

体に異常がないことがわかったら、どんな症状が出ているのか検査します。『精神疾患の診断・統計マニュアル第四版(DSM-Ⅳ)』 では、次の13のうち4つ以上の症状が突然起こって、10分以内に症状がピークになったものを「パニック発作」としています。

ここではその13症状を具体的に紹介することは差し控えます。「精神疾患の診断・統計マニュアル パニック発作」などで検索してみると、13症状がなにか、調べることができると思います。

検査の結果 「パニック発作である」 と診断されたら、次に(2)あなたの病気が「パニック障害なのかどうか」 を検査します。

(2)パニック障害かどうかの検査

パニック発作が起きた=パニック障害である、ということにはなりません。体の異常(病気)やなにかの中毒などで発作が起こることもあるからです。

そこでこの検査では、

  • 予期できないパニック発作がくりかえし起こる
  • 最初にパニック発作になってから1ケ月以上にわたって、「また発作が起こるかも」 「おかしくなっちゃうかも」 といつも不安だったり、発作に関係して行動が変わった
  • パニック発作の原因が、体の異常や薬物によるものではない
  • ほかの精神疾患にあてはまらない

といった点からおこないます。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「パニック障害」、国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「不安症」、NHK健康チャンネル「突然、動悸や息苦しさが発作的に始まるパニック症。自分でできる対処法とは

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