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パニック障害の改善に効果的な4つの食べ物とNGの食べ物
パニック障害をかかえている人は、血糖値のバランスを保つことが重要だと言われています。血糖値のバランスが崩れてしまうと、パニック障害だけではなく情緒不安定になってしまったり、うつ病などの精神的な病気にかかりやすくなる傾向があります。
そこで、パニック障害をやわらげるのにおすすめの食べ物について紹介します。また食べない方がよい食べ物も紹介します。
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【目次】
おすすめの食べ物(1)多糖類
多糖類は体内に吸収されるスピードがゆるやかな食べ物。「血糖値がいきなり上がってしまって、そのあと急にガクンと下がってしまう」 といったように極端に上がり下がりしないのが特徴です。
極端に上昇もしなければ、極端に下降することもない。血糖値を安定させるにはもってこいの食べ物です。
●多糖類を含む食べ物……ご飯、パン、麺類などの穀物でできたもの。
とはいえ……
白い食べ物は吸収が早いので血糖値があがりやすくなります。精製されていない食べ物がいいですね。例えば……
- ご飯なら、白米ではなく玄米や胚芽米
- パンなら、白いパンではなく全粒粉のパン
- 麺類なら、白いうどんよりもおそばや全粒粉のスパゲティ
などがおすすめです。
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おすすめの食べ物(2)必須アミノ酸
必須アミン酸とは、アミノ酸のなかでも体内で作ることのできないもののこと。つまり食べ物から摂取するしか方法のないアミノ酸です
必須アミノ酸の中でも、「トリプトファン」を多く含む食べ物や飲み物を摂り入れるよう心がけましょう。
トリプトファンをおもな原材料として、体のなかで「セロトニン」というホルモンが作られます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれるもの。セロトニンのおかげで……
- 精神的に安定する
- ストレスに負けないようになる
- やる気や意欲が出る
- 仕事や勉強の効率があがる
- 体内時計が整う
- 寝つきや眠りが良くなる
また、食べ物から取り入れた必須アミノ酸が、体内で効果的にはたらくためにサポートしてくれるのが、ビタミンB群。
そこで、それぞれの成分が多く含まれている食べ物を紹介します。
●トリプトファンを多く含む食べ物……牛乳、ヨーグルト、たまご、バナナ、のりなど。
●ビタミンB群を多く含む食べ物……レバーや豚肉(ビタミンB1)、アスパラガスやアボガド(ビタミンB2)。ピーナツやプルーン(ビタミンB3)、マグロやイワシ(ビタミンB6)、アサリやサバ(ビタミンB12)など。
これらの食べ物をうまく組み合わせて、効果的に栄養を吸収しましょう。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「アミノ酸」
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おすすめの食べ物(3)ビタミンC
ビタミンCは、ストレスから体を守るための抵抗力をつけてくれます。
ストレスを受けると、それに対抗するためにホルモンが分泌されます。そのホルモンを作るにはビタミンCが必要となるのです。
ストレスと戦う兵士を作るためにはビタミンCが必要、といったところですね。ビタミンCが足りないと兵士が十分に作られないので、ストレスを受けるとやられっぱなしになります。
ビタミンCは壊れやすく流れやすい栄養素。切る、水洗いをする、水にさらす、加熱する、冷蔵庫に保管する、といったことだけでどんどん減っていきます。新鮮なものを生のままで食べるのがもっとも有効に取り入れるコツです。
●ビタミンCを含む食べ物……柿、キウイフルーツ、いちご、かんきつ系のくだもの、バナナ、ブロッコリー、ゴーヤ、じゃがいも、さつまいも、など。
おすすめの食べ物(4)カルシウム
カルシウムは、精神のバランスを整えて、感情をおだやかにしてくれるはたらきがあります。その カルシウムがスムーズに吸収されるためには、マグネシウムが必要 となります。それぞれ、多く含む食べ物を紹介します。
●カルシウムを含む食べ物……乳製品、大豆製品、魚(特に小魚)、小松菜、モロヘイヤなど。
●マグネシウムを多く含む食べ物……そば、ひじき、のり、豆類、ごま、わかめ、緑黄色野菜、魚、納豆など
ひじき、豆類、魚、緑黄色野菜などは、カルシウムもマグネシウムも多く含まれる食べ物。積極的に取り入れたいものですね。
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「カルシウム」」、国立健康・栄養研究所「カルシウム解説」
ここまで効果的な食べ物を紹介してきましたが、逆に、食べないほうがいい食べ物には何があるのでしょうか?
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食べないほうがいい食べ物
では逆に 「食べないほうがよい食べ物」 を紹介します。
単糖類
単糖類とは体内に入るとすぐにエネルギーになる糖類のことです。主に甘いものに多く含まれていて、たくさん食べると一気に血糖値が上昇します。ケーキ、チョコやポテトチップスなどお菓子、清涼飲料水、果物などですね。
ちなみに、「果物も単糖類なのだから食べないほうがいいの?」と思いますよね。
答えは 「果物は食べたほうがよい」 です。
果物は単糖類が含まれていますが、それと同じくらい食物繊維も豊富。食物繊維は体の中で糖類が吸収されるのをゆるやかにするはたらきがあるので、血糖値がいきなり上昇するというのを避けてくれます。
しかし、食物繊維が含まれていない果物では意味がありません。果汁100%ジュースには食物繊維はあまり含まれていませんし、ジュースが製造されてから飲むまでにずいぶんと時間もたっているのでビタミンCもほとんど壊れているでしょう。
果物を食べるなら、なるべく新鮮なうちに、生のまま食べるのがおすすめです。とはいえ食べすぎには気をつけてくださいね。
いろいろと効果的な食べ物はありますが……
パニック障害の改善に効果的な食べ物をたくさん紹介しましたが、「多すぎてどうやって食事に取り入れたらいいの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
ポイントはバランスの良い食事をすること。
「効果的な食べ物を取り入れなきゃ!」なんて考えて一生懸命になると、それがストレスとなってしまって、パニック障害の改善どころかかえってマイナスになってしまいがち。
バランス良く、一辺倒にかたよらない食事を心がければ、改善に効果的な食べ物も自然に取り入れることができるでしょう。
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