パニック障害でも安心して歯医者に行くための7つの対策とは?

パニック障害の人にとっては、歯医者に行くのはとても不安なことではないでしょうか。

イスに座ってすぐには動けない環境で歯の治療を受ける。「発作が起こったらどうしよう……」。考えただけで動悸がして息が苦しくなってしまうような気がします。

そこで、歯医者で発作を起こさないためにできる対策についてお伝えします。

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【目次】

歯医者に行く前にできる5つの対策

まずは、歯医者に行く前にできる5つの対策についてです。歯医者を予約した時から歯医者にむかうタイミングまでにできる対策を紹介します。

  • パニック障害であることを事前に伝えておく
  • 体調を万全に
  • カフェインやタバコなどの摂取をひかえておく
  • 前の日はお酒を飲まない
  • ゆったりとした服装で行く

1.パニック障害であることを事前に伝えておく

歯医者での治療を予約する際に、パニック障害であることを伝えておきましょう。これだけで、かなり気持ちが落ち着きます。

歯医者によっては、パニック障害の人に対する治療に慣れていないところもあります。歯科医がパニック障害のことをよく知らないケースもあります。

治療中の動けない状況にいるのは不安なこと、不安感から治療をいったん止めてしまう可能性があることなど。予約の際にはっきりと伝えて、了承してもらったうえで治療を受けるのなら、安心感がずいぶんと違ってくるでしょう。

筆者も以前、体調の悪い時にいつもの歯医者を受診しました。

吐き気がひどく、治療を何度もストップさせてしまいました。20秒治療しては吐き気がしてストップ、30秒治療してはストップ、といった具合。歯医者の先生には手間をかけたと思います。

ただ受診の前日に体調を伝えて、了承してもらった上で治療にうかがったので、無理することなく、体調に合わせて休み休み治療をうけられて本当に助かりました。

2.体調を万全に

パニック発作を起こさないようにするには、とにかく体調を万全に整えておくことが大切。

寝不足だったり風邪を引いている場合は、注意が必要です。

「気分が悪いから発作が起きてしまうかも……」と不安な気持ちになって、その不安が引き金となって実際に発作を起こしてしまう可能性もあります。

万が一、前の日にあまり眠れなかったり、体調が悪い場合には、治療の時間を遅くしてもらったり、日にちを変更してもらうなどして、無理をしないようにしましょう。

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3.カフェインやタバコなどの摂取をひかえておく

できれば前日から、カフェインやタバコなどの摂取をひかえておいた方が良いです。

パニック障害なのにタバコを吸っている人はまずいらっしゃらないでしょうが、コーヒーが好きな人はいるでしょう。

量を控えめにしながらもコーヒーを飲んでいる人は、すくなくとも歯医者の前日からは、カフェインの入ったコーヒーなどはひかえてください。

カフェインはほかにも、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、エナジードリンクと呼ばれる飲み物類、チョコレート、チョコレートを使ったお菓子やパン、といったものにも含まれています。注意してくださいね。

4.前の日はお酒を飲まない

お酒を飲んでいる人も少ないと思います。ただ中には、眠れない夜にすこしお酒を飲むと落ち着いて眠れる、という人もいるでしょう。

そんな人も、気持ちを落ち着けたいときは、ホットミルクやハーブティーなどを飲んでリラックス。歯医者の前日はお酒をひかえるようにしましょう。

5.ゆったりとした服装で行く

締めつけの強い服ではなく、ゆったりした服を着ていくようにしましょう。

歯医者は誰にとっても緊張する場所。服までも自分を締めつけるようなものを着るのはよくありません。服装の面でもリラックスできるものを選ぶといいですね。アクセサリー類や腕時計などもはずした方がいいでしょう。

次は、歯医者に行ってからできる対策についてお伝えします。

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歯医者に行ってからできる2つの対策

次は、歯医者に行ってから、つまり、歯医者に到着してから治療が終わるまでの間にできる2つの対策について、お伝えします。

  • 絶対に大丈夫、と自分に言い聞かせる
  • 呼吸を止めない

1.絶対に大丈夫、と自分に言い聞かせる

強い不安を打ち消すために、それを上回るほどの揺るがない安心感を自身に与える必要があります。

そのため、歯医者での治療中はずっと、

  • 「私は大丈夫よ」
  • 「まったく動けないわけじゃないから、大丈夫」
  • 「怖くなったらすぐ治療を中断してくれるって言ってくれた」
  • 「無理にがまんしなくてもいいんだわ」
  • 「治療のおかげで歯の痛みが消えるわ」

といったようなことを言い聞かせてみてください。

2.呼吸を止めない

歯医者での治療は誰にとっても怖いもの。無意識に息を止めてしまうことや、呼吸がとても浅くなることがあります。

しかし息を止めている状態では、体は緊張しています。この緊張が発作につながることも十分に考えられますので、なるべく息をするように心がけましょう。

浅くても大丈夫。吸うことよりも「息を吐くこと」に意識をむけましょう。

できるだけゆっくりと息を吐くことがポイント。息を吐く時は体はリラックスしています。そして息を吐けばあとは勝手に空気が入ってきます。できる範囲で大丈夫。ゆっくりを息を吐いて、心と体をゆったりと呼吸をするようにしましょう。

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