パニック障害の改善に効果的な5つの飲み物とその飲み方とは?

パニック障害の改善に効果的な飲み物をご存じですか?

あくまでも飲み物ですので直接的に改善するということではありませんが、飲み物が緊張状態をほぐしてくれれば症状をやわらげることにつながるのではないでしょうか。

そこで、パニック障害をかかえて緊張している心をほぐすことができるような、ほっとする飲み物をご紹介します。

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【目次】

ハーブティー

ハーブティー

カモミールなどのハーブを使ったお茶には、気分をリラックスさせる効果があります。紅茶やコーヒーと違ってカフェインが含まれていませんので、寝る前にほっと一息つきたい時にも最適な飲み物と言えるでしょう。

ただし、ハーブティーの中には紅茶とブレンドした製品もあります。選ぶときにはカフェインが入っていないものを選びましょう。

リラックスできるのはカモミールのハーブティーだけではありません。ラベンダー、リンデンフラワー、セントジョーンズワート、ペパーミントなどもリラックス効果の高いハーブティーです。

専門店では目的別にいろんなハーブをブレンドしたものがありますので、いろいろと試しながら選んでみてはいかがでしょうか。

リラックス成分が入った飲み物

リラックス成分である『テアニン』が配合された飲み物も、ストレスや緊張から体を解き放ってくれます。テアニンとはお茶に含まれる成分。渋みの成分が「カテキン」で、旨み・甘みの成分が「テアニン」です。

緑茶やウーロン茶や紅茶にはテアニンが含まれていますが、カフェインも含まれています。なのでサプリメントで摂る方法が一番手軽ではないでしょうか。

ちなみに、テアニン配合の市販されている飲み物には、レモリアなどが挙げられます。

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生姜湯や黒豆茶

黒豆茶

生姜湯や黒豆茶は、体を温める効果の高い飲み物です。

ストレスや不安な気持ちは交感神経を優位にします。筋肉がかたくなって血行が悪くなるので、冷え症にもなってしまいます。

手足の先が冷たくなって、夜なかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めてから眠れなかったり。冷えや不眠でストレスがたまってしまっては、パニック障害の改善も思うようには進みません。

そうならないように、生姜湯や黒豆茶などのノンカフェインで、体を温めてくれる飲み物がおすすめ。飲み方はもちろんホットです。ほかにくず湯もおすすめします。

※市販の生姜湯は砂糖がたくさん含まれているものがほとんど。特に砂糖(白砂糖)は体を冷やしてしまうので、そんな生姜湯を飲んでは本末転倒。生姜湯なら手作りされるのがおすすめです。

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牛乳や豆乳

トリプトファンの多い食べ物や飲み物

牛乳には 「トリプトファン」 という成分がたっぷり。トリプトファンは 「幸せホルモン」 と呼ばれているセロトニンという物質を作り出すための材料となる成分です。

温めてホットミルクにして飲んだり、カフェインレスのコーヒーにミルクを加えてカフェオレにしたり。バナナもトリプトファンの多い食べ物なので、バナナと牛乳でバナナジュースを作るのもおすすめです。

「乳製品は摂らないようにしているの」という人には豆乳がおすすめ。豆乳にもトリプトファンがたっぷりとふくまれています。

飲むなら朝がおすすめ

またこの幸せホルモン「セロトニン」は、夜になると、眠りのホルモンである「メラトニン」に変化します。厳密にいうと、朝起きて太陽の光を浴びてから14時間から16時間たった頃に「メラトニン」に変化します。

朝の8時に太陽の光を浴びた人は、その14時間から16時間後、つまり22時から24時頃に眠りのホルモン「メラトニン」に変化して眠りにつきやすくなります。

ですので、牛乳・豆乳・バナナ・たまごといったトリプトファンの多いものは、朝に食べたり飲んだりするのが効果的。

セラトニンが作られることで、日中は精神的にも安定した状態で過ごすことができますし、夜になるとメラトニンに変化してスムーズに寝つくことができて、深く眠ることができるでしょう。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「セロトニン」、「メラトニン

なお、牛乳を温めるときは、グツグツと沸騰させてしまうと牛乳に含まれている良質のたんぱく質が壊れてしまいます。ほんわかと温まる程度にしましょう。

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お水

水を飲むことも実は大切なポイント。これまでに紹介してきた飲み物だけを飲むのではなく、水も飲むようにしましょう。水分を摂らないと、体内が水不足を起こしてストレスに過剰反応してしまうようになってしまいます。

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コーヒーや紅茶はダメ?

パニック障害をかかえている人やストレスに敏感な人は、コーヒーや紅茶などカフェインが含まれている飲み物を飲むと体調が悪くなる傾向があります。

胃が落ち込んだような感じがしたり、もたれたり。めまいがする人や、コーヒーを飲んだ途端に息苦しくなってしまう人もいます。

しかしその一方で、コーヒーなどを飲んでも体にまったく影響のない人もいます。そういう人は、『コーヒーや紅茶を飲んだら気分が悪くなるかもしれない』という恐怖感を覚えることがないため、飲んでも問題がなかったりします。

とはいえ、パニック障害の原因として「カフェイン」や「炭酸飲料」の影響が考えられていますので、なるべく飲むのをひかえた方がよいでしょう。

コーヒーが大好きな人にとっては、我慢が大きなストレスとなることも。コーヒーを飲む回数を減らす、小さめのマグカップにして飲む量を減らす、カフェインレスコーヒーに代える、といった工夫をして、すこしでもストレスを感じないようにしましょう。

※参考サイト:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」、厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について

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