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パニック障害は再発する?その可能性と再発させないための対策とは

パニック障害は再発するのでしょうか?

今は治ったと言えるけど、もし“再発”してしまったら・・・。そう考えるだけで、とても不安な気持ちになってしまいますよね。そこで、再発する可能性と、再発しないための5つの対策についてご紹介します。

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【目次】

再発する可能性は?

すっかり治ったと思っていても、なにかのきっかけで再発してしまうことはあります。長いスパンで見ると、再発の可能性が高いと言えるかもしれません。

短期的(完治してから1年以内)に見ると、再発の確率は低いようですが、10年間でみてみると、再発しているケースは少ないとはいえません。ただ前回と比べると症状などは軽い傾向にあるようです。

ものごとにはすべて原因があります。風邪をひくのも、便秘になるのも、ぽっちゃり体系になるのも、すべて原因があります。いくらすぐれたダイエット法で健康的に痩せたとしても、太っていた頃の生活に戻ればまたぽっちゃりになるでしょう。

大切なのは、原因を見つめなおすこと。その原因をとりのぞく生活習慣に変えていけば、再発の可能性はぐんと低くなるのではないでしょうか?

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再発しないための5つの対策とは?

再発などもちろんしたくないでしょう。しかし、ストレスにかこまれた生活に戻ってしまっては、心と体に不調があらわれても不思議ではありません。

そこで、再発しないために普段の生活のなかでできる工夫、気をつけたいことについて紹介します。

心にゆとりを持つ

心にゆとりを持つことはとても効果的な方法。「再発したらどうしよう」という不安な思いがふくらんだ結果、再発してしまうこともあります。気持ちに余裕を持つように心がけましょう。

  • 「一度パニック障害になったから、再発しても発作の対処はわかるわ」
  • 「知らないことなら怖いけど、一度は体験したことだから不安も軽いわ」

などと思うことで、不安な気持ちも軽くすることができるのではないでしょうか。

ゆったりと生活する

ゆったりと生活

ゆったりと生活することも大切なポイント。

  • 好きな音楽を聴きながら、ゆったりと呼吸をする
  • 読書をする
  • 好きな映画をDVDで観る
  • ゆとりのある服装を選ぶ
  • お風呂につかってリラックスする
  • 間接照明のもとで、ハーブティーなどでくつろぐ

など、リラックスした時間を過ごすのも効果的です。

さらには・・・

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ストレス解消法を見つける

ゆったりと生活

パニック障害は、ストレスがたまってしまうと発症する可能性があります。とはいえ、いろいろな人間関係や仕事のプレッシャーなど、ストレスを感じないで過ごすことは無理。

そこで、たまったストレスをうまく発散する方法を見つけてみましょう。

きっと今までは忙しい毎日のなかで、ストレスを解消するための時間すらなかなか作れなかったのではないでしょうか?

のんびりとお風呂にはいる時間、おいしいお茶を入れる時間、スポーツや趣味を楽しむ時間・・・。再発しないためにも、そういった時間を大切にしてみてください。

ストレス解消法をいくつかご紹介します。よかったら試してみてください。

  • ハーブティーを飲む
  • 自分で体をマッサージをしたり、誰かにしてもらう(自分の好みの強さで。あまり強いと逆にストレスとなります。)
  • ジョギングをする
  • お風呂にゆっくりとつかる
  • お笑い番組をみて大いに笑う
  • 好きな食べ物を食べる
  • 大好きな友人とおしゃべりする
  • カラオケで熱唱する
  • 深呼吸する(特にゆっくりと息を吐く)

※参考サイト:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス「ストレスをためない暮らし方」

無理は禁物

パニック障害をわずらう人は総じて真面目な人。仕事に家事に育児にとがんばり過ぎたり、自分ひとりで背負ってしまう傾向があります。いっぱいいっぱいになってストレスをためてしまうことにもなりかねません。

治ったからといって無理を重ねてしまうと、再発してしまう可能性があります。以前の生活パターン、以前の思考パターンを変えることが大切。そうでないと、同じことをくりかえしてしまいます。

誰でもまわりの人に助けてもらいながら生活しています。あなたも自分ひとりで背負うことなく、まわりの人と役割分担しながら生活していきましょう。

自分の判断で薬をやめない

パニック障害は、完治したあとも約2年間は、医師に処方された薬を飲み続ける「維持療法」をおこなうケースも多いです。

維持療法をやっていく中で完全に症状が出なくなったとしても、自分の判断で飲むのをやめたりしないでください。

医師からOKが出ていないのに薬を飲むことをやめた人とそうでない人とでは、再発率にぐんと差が出てしまうという研究結果が出ています。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「パニック障害」、国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「ストレスとセルフケア

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